Kuwahara Lab.Nagoya University
Nano Dynamics group
Energy Quantum Materials
Science Laboratory
Outline研究概要
超高速電子線計測の高度化と
エネルギー材料開発の加速
当研究室では、プラズモニクス材料や光半導体、人工光合成などのエネルギー材料における局所状態の動的性質を明らかにし、省エネルギーデバイスの発展に資する機能解明から性能向上を目指しています。
当研究室独自のパルス電子線源を活用した時間分解電子顕微鏡により、ナノメートルオーダーの局所構造解析を高度化して参ります。これにより、実動作下における材料・デバイスで発現するエネルギー緩和過程や構造相転移、化学結合状態変化に対して、サブピコ秒から数秒までの幅広い時間領域で起きる局所時間発展をとらえます。
この実現のため、①超高速時間分解計測の高度化、②パルス電子線と同期したオペランド電子線計測法の確立、③情報学的アプローチによる低電子線量計測の実現、④光子線(レーザー、X線)計測との融合による性能向上指標の抽出(マルチモーダル計測)、⑤超高速オペランド電子計測によるエネルギー材料解析の5つを実施しています。
これにより、エネルギー材料開発を加速し、最先端の高度計測システムの創出を世界に先駆けて実現して参ります。